善光寺の共通券の①番、山門の回廊も楽しんだので、次のアトラクションへ。
山門の薄暗く狭い階段を降りてきたので、地上に出るとぱぁ〜と明るい。
なんとなくホッとすると、もう目の前にはこれぞ正しくの善光寺の本堂が眼前に現れる。
関西から来たお礼参りの信者も、これならビックリするだろう。
本堂の大迫力が広がる。
でかいぞ〜。
木造でもこんなにでかいのか〜。
江戸中期に巨大寺院を再建されているが、再建しようする人のパワーが凄いよ。
この檜皮(ひわだ)葺きの屋根がいい雰囲気を出してる。
これぞ善光寺の景色。
ここは、 ディズニーランドならシンデレラ城の前でしょう。
記念写真は必修でしょうか。
善光寺も、流石今時ですインスタ用か? facebookのいいねに令和の文字に善光寺などなど手持ちのプラカードまで用意されている。
女性はこういうのを上手く使えるからいいよね。
なぜかおっさんが撮るとセンスがないというか、本当の記念写真になるんだよな。
仏教は元々は男性の出家だけ。しかしながら、善光寺は昔から女性にも開かれている。
昔々、インドでのお話から始まる。
釈迦が当時いたインド中部の毘舎離国(びしゃりこく)の大林精舎(寺みたいなもの)の近くに住んでいた大金持ちの月蓋(がっかい)さんに、かわいくてしょうがない娘が生まれる。
如是(にょぜ)という名のお嬢様。
このお嬢様、如是姫(にょぜひめ)疫病にかかる。今で言う新型インフルエンザか?なんだろうか。
金持ちのお父さんも、疫病だけは金の力ではさすがに治らない。普段は偉そうにしても、最後は神頼みかお釈迦さんにすがるしかなくなるのが今も昔も同じ。
お釈迦さんに、
「阿弥陀如来さまに、一心に念仏を唱えると救ってもらえる」とアドバイスをもらう。
西に向かって南無阿弥陀仏。
なんと、一光に包まれた阿弥陀如来さまが観音菩薩さまと至勢菩薩さまと共に現れる。
お嬢様は、三尊仏の大光明に包まれの病気は治り、更に町中の疫病もなくなってしまう。
この三尊仏を仏像にして崇拝するようになるも、この仏像が分け合ってインドから百済に渡り、日本にと渡ってきて最終善光寺へとやって来る。
女性を助けた仏様が、善光寺の仏様。
本尊の一光三尊仏。
牛に引かれて善光寺に来た老婆も女性。
善光寺は仏教宗派も関係なし。
日本の代表的な宗派が管理している。天台宗と浄土宗。天台宗が「大勧進」というお寺で、浄土宗「大本願」というお寺が善光寺の参道にあり。
それぞれ住職が善光寺の住職も兼務。
その中でも浄土宗の大本願からは尼僧(女性)上人が選出される。半分は女性が善光寺住職になる伝統になっている。
古来より女性も平等に受け入れるのが善光寺。
参道もグルメにカフェに雑貨。
最近は、おどろおどろしいものではなく、デザインされた御朱印帳で女の子が持てるかわいいのがでてきて、まだまだこの辺りに仏教グッズに可能性を感じる。
善光寺は、これから伸びる余地のある女性向け歴史や資産は豊富。
老若男女の信仰の善光寺なのですが、「若」と「女」の伸びしろがあるような。
女性が沢山来れば、ついでに男も付いてくる。
今回は、板東三十三ヶ所観音巡礼の全部廻れた観音さまへのお礼参りで善光寺へ来まし
たが、三尊仏の脇侍の観音さまも女性にもっと知って貰いたいな。
仏さまの中では、一番おしゃれなのは観音さまなので女性向けだと思うんだけどな。
おしゃれを楽しんでるときの女性は幸せそうだからな。
善光寺の本堂前の境内で写真をパシャ。
どうも、女性のインスタみたいにはかわいく撮れないな〜。
境内で気を取り直し、左手の②番のアトラクション経蔵へ。