三十三観音巡礼  非公式サイト(煩悩充実日記)

充笹の営業、経営、教育、健康、恋愛、愛情、旅、グルメ、神社、朱印帳、温泉、いいこと一杯!観音様の慈悲へ感謝の実記録

【0028観】善光寺 山門から一大三千大千世界

仲見世を抜けると、仁王門より更にでかい善光寺の山門(三門)が、待ち構える。

縦に横に20メートル。

マンションにもよるが6階位にはなるだろう。

 

ここからは、善光寺のメインスポットに入る。

なので、参拝券のチケット売り場も待ち構える。

 

参拝券案内版より

 

2019年夏

主なメイン参拝の場所が3ヶ所

ディズニーランドなら人気アトラクションって感じか。

 

①本堂内陣券:大人500円 高校生200円 小中学生50円

 (本堂内陣参拝・お戒壇巡り・史料館参拝)

②山門券:大人500円 高校生200円 小中学生50円

 (山門拝観)

③経蔵券:大人300円 高校生100円 小中学生50円

  (経蔵拝観)

 

共通券

④三堂・史料館参拝券(共通券):大人1000円 高校生400円 小中学生100円

 

もちろん共通券を買う。

バラバラで購入するより大人で300円の割引。

1dayパスポート、1日券ではない共通券。

小中学生は共通券で100円だよ。安すぎる。

 

どこから楽しもうか?

①本堂陣内と③山門が、500円

②経蔵が、300円

値段から判断するとメインは①と③。

目の前に③の山門が聳える。

 

山門からお参りする。

 

山門は江戸時代1750年再建。

こんなでかくて立派な門は、そうそうないので重要文化財

もともと、寺の歴史は1400年位前からあるのだからデカさよりもっと凄い。大化の改新の前ぐらいでしょ、仏教伝来って感じだ。

そんな古い時代に大阪の難波の堀江。今だとビルとカフェのおしゃれ街だが、堀江という漢字からも当時は海岸線だったのだろう。浜辺に転がっていた仏像(一光三尊阿弥陀如来)を、本田善光という役人が拾ったという伝説。その後、善光さんが信州に持って帰ってきて祀ったのが善光寺の始まり。

拾ってきたものが、今では絶対秘仏で誰も見ることが許されない。

それでも伝説にあやかりたいのか。信心したいのか観光気分か多くの参拝者が善光寺にやってくる。

日本最古レベルの仏像。

この歴史の積み重ねは、どんなに金を積んでも今すぐには作りようがない。

絶対御利益あるよ。

本田善光さんが、拾って持って帰ったきて祀ったので善光寺って・・・。善光寺の名前が有名過ぎてでもう一つの単語みたいなもので、善光って人の名前だったとは知らなかったよ。

 

山門を見上げると、[善光寺]と書かれたの額が燦然と輝く。

この額も超おしゃれ。

「鳩字の額」はとじのがく。

鳩が5羽文字に隠れている。

見つかるかな。

あった、あった!

5羽目が見つからない。・・・あった。

おまけに、善の文字も牛に見える。

いやいや〜。

ちょっとやそっとのデザイナーでは作れないなこのロゴだよ。

信心がなかったらこの智慧のアイデアは下りてこない。

なにげに見ると普通に善光寺という額に見えるだけだから、ちょっと豆知識を入れていくと鳩を探す楽しみもあって面白い。

ディズニーランドの隠れミッキーか。

 

山門の参拝券持っていると、2階に上がれる。

間口は狭い。

山門はデカイがすれ違えない位狭い階段を登る。狭いところでも御朱印の案内がある。

味気ないが、既に墨で書かかれているのを500円で山門の御朱印として封筒に入れて渡される。

狭いからしょうがない。

文殊菩薩御朱印

知恵の仏様、賢くなる学問の仏様をこの山門の2階に祀られている。

内部は撮影禁止。

四天王像など、2階に上がれば仏門の世界。

三十三観音ではなく、四国八十八の仏様も祀られる。

撮影は心の内にまで。

薄暗い堂内で、仏様に手を合わせる。

但し、2階の回廊からは撮影可の文字。

回廊に出ると。

明るい〜。

 

真っ直ぐに仲見世から参道が伸びる。

参道の仁王門から先に広々と長野市内のビル群が見渡せる。

爽快。

下を見れば参拝者も小さく見える。

2階といってもかなり高い。

左側には、六地蔵の赤い前掛がかわいい。

右側には、蓮池から8月なので青々した大きな葉が重なる隙間からピンクの花を咲かしている。

回廊を蓮池の方に廻っていくと、天台宗大勧進善光寺の本坊(善光寺の住職の住まい)で大きな屋根が連なる。下の参道からだと分からない全体像を把握でき、大勧進だけでもかなり大きな寺院だとわかる。

山門は、江戸時代での東京タワーかスカイツリーみたいなものだろう。

高いところから世間を見渡せると、普段はああだこうだと蓮池の泥にまみれた自分の世界も小さく見える。

日頃の煩悩は、一瞬小さくなる。

カメラで風景を撮影。

バシャ。

この2階から見渡せる景色の感動は、江戸時代も令和の時代も同じかもしれない。

ぐるりと裏まで回廊を回り込むと、巨大感を思わせる茅葺き屋根の本堂が眼前に広がる。

本堂は、山門より少し早い再建で1707年で国宝。

手前には、お盆の時期なので櫓が組まれ、紅白の提灯が四方に広がる。日が沈めばいつでも盆踊りできる体制だ。

 

善光寺を中心とした信州の街並みが広がる景色は仏教の一大三千大千世界へと心で変換する。

仏教テーマパーク。

まだまだ善光寺のメインアトラクションは残っている。ディズニーランドならシンデレラ城の内部か、いやいやそんな形レベルではない目に見えない仏心の内部だ。善光寺本堂内部の内陣。仏教の内なる世界へ連れてってくれる筈だ。

次は境内から経堂を巡って本堂へ。

 

つづく