三十三観音巡礼  非公式サイト(煩悩充実日記)

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【0025観】北向観音と本坊常楽寺で御朱印

茅葺の屋根が目立つ。

ドドーン。

茅葺の屋根の大きさが立派。

綺麗に刈り取られてこんもり丸くかわいく屋根が作られている。

 

天台宗 別格本山 

本坊常楽寺

北向観音様が出現した場所である。

 

この屋根に劣らずご立派なのが、松の木。

本堂前に枝が広がる。

広がり方が船のようで、御舟(みふね)の松と呼ばれている。

松の木では、西国三十三ヶ所 第20番札所 京都の善峯寺の遊龍の松も凄い。

それ以来の立派な松の木だ。

 

この枝がどこまで広がるのか。

まるで雲のよう。

樹齢350年のパワー。

この松の雲に乗って阿弥陀如来さまが降りてきそう。

 

ここも早朝は住職いないのかな。

ピンポンと呼び鈴を押す。

奥から女性の方が出てくれる。

よかった。人がいてた。

早速、常楽寺御朱印を書いてもらう。

 

「妙観察智阿弥陀如来

 

ありがたやありがたや。

妙観察知阿弥陀如来

珍しいな。

ここは阿弥陀如来の中で妙観察知は見たことが無い。

お宝御朱印かも。

妙観察知。

仏教の知恵の一つ。

大数学者の岡潔先生が本にも書かれていた。

意識を集中して針先の一点を見れば大宇宙の全体のつながりまで感んじ意識が智に変わる。

この難解な仏教用語

御朱印がカッコよく見える。

なんか嬉しい。

 

嬉しいのは嬉しいが、肝心の観音様の御朱印がまだ北向観音さまのがもらえていない。

お寺の女性の方に、

松の手入れの話やたわいもない会話をしながら

北向観音で誰もいなくて、御朱印をここで書いてもらえるか相談する。

いやいや居ますよ今日は。

朝からずっと居なかったんだが。大丈夫?

本当にいるのかな。

絶対に寺の人間はいるとのこと。

もう一度、別所温泉の遊歩道展望台の道を戻り北向観音の本堂へ向かう。

 

北向観音参道入口の案内をくぐり、

僅か100mもない商店街。

おまんじゅう屋さんが開店の準備に入りだし、お土産屋さんなど朝の準備。

風情ある。

鎌倉時代に再建されているお堂とかも多いし、お土産さんと確かに信州の鎌倉といわれるのはわかる。

鎌倉のミニュチュアレベルなのが更に風情を感じる。

鎌倉よりも魅力があるところも多い。

温泉がある。

それに混んでない。

こんなに風情のいいところでお礼参りとは思ってなかった。

え、もう一ヶ所行かなきゃ行けないの。片参りは嫌だよ〜底レベルの意識だったのに。

観音さまありがとう。

この別所温泉なら温泉旅館に一泊でもしてお参りしたらよかったかも。

参道の先の階段上には、北向観音堂がみえる。

両脇のお土産屋さんなどの商店を抜け、再度階段をヨタヨタと登る。

登り切ったところの左手に、手水舎があり。

ついた着いた。

ひしゃくに水を汲み。

さあ、手を洗って・・・・、むぅ? あれ。

 

あ、あたたかい。

温かい。

温泉だ。

手水舎から温泉が湧いてる。

珍しいな。

よくよくみると、手水舎内に地味に注意書きがあり。

慈悲の湯(源湯)。

この泉(おんせん)は、北向観音境内から湧出しておるもので、口をすすぎ手を清めてご参詣ください。

尊いこのご慈悲の泉(おんせん)は、他の一切のご使用を禁じます。

珍しいのに宣伝色なし。

北向観音堂気に入りました。

手水舎が温泉とは素晴らしい。

 

観音堂に入ったら、今度こそ御朱印を。

今度は居ましたお寺に人が。

御朱印を書いてもらっている間に、お堂を見渡していると「小林幸子」の提灯がぶら下がっている。

お寺の人に、この提灯はあの演歌の?

このお寺は、芸能人はよくきますからね。とのこと。

芸能人は見慣れてるからと、節分の豆まきにも来るとのこと。

自慢しないよ的に案内され、

「厄除け大悲殿」と観音霊場らしく御朱印帳に記帳されて返された。

 

お〜常楽寺北向観音堂と見開きで御朱印が並ぶ。

 

坂東三十三観音さまありがとう。

お礼参りは予想以上に楽しめた別所温泉でした。ことわざ通りに信心してると良いことがある「牛にひかれて善光寺参り」となる。

北向かいから南向きへ。

車で約1時間。

南向き阿弥陀様の善光寺へまだまだ続くよ牛に引かれてお礼参りへ。