真っ直ぐ先に寺門が見える。
かなりデカそう。
北向観音のかわいい参道を見たばかりで、スケールが違う。
駐車場から既に、左右には美味しげなお店がいっぱい。歩道に車道も道路も石畳で整備され、ここは文化財あるぞ地域だぞ。
風景も正される。
歴史があり由緒正しきお店が並ぶ。
お参り後はランチにしよう。
信州まで来たのだから蕎麦にしようか何食べようか迷うな。
門前町は老舗グルメスポット。
また煩悩が湧いてくる。
大阪のUSJのテーマパークは、駅からユニバーサルスタジオに行くまでのユニバーサルシティウォーク、ホテルの間を抜けてゲートを潜りチケット売り場。
気分を盛り上げる。
USJも駅から門前からショッピングが待ち受ける。人気スポットは人も店も引き寄せる。
善光寺もウインドウショッピングしつつ、一つめのゲートが待ち受ける。
かなりデカそう。
ドドーンと仁王門。
この再建が大正7年(1918)と意外と新しい。
それでも100年か。
写真撮りたくなる。
流石、善光寺。
超豪華な仏像の金剛力士が睨みを利かす。
門の下まで到着すると、足がでかい。
親指まで力強い。
ふくらはぎの血管まで力強い。
高村光雲の猿の彫刻とか以前写真でみたら、めちゃくちゃ凄い。木から彫ってる像なのに今にも動きそう。動きだけでなく静かにものを考えてるみたいで、猿と言っても賢そうで別格の彫刻。
動物を彫ってもめちゃくちゃ凄い。
弟子も仏像彫ったらこんなに凄い。
善光寺の仁王像みたいな巨体も彫れるんだ。スッゲーカッコいい〜。
こんなの凄い彫刻は、日本にはあっても世界中を探してもないよ。
門の左右に阿吽の呼吸で仏様を守護してる。仁王像の裏側にも、三面大黒天像に三宝荒神像。
美術館でないので無料で楽しめる。
巨大仏教テーマパークはまだまだ続く。
善光寺は遊び出すとキリがない。
一日では、到底周りきれない。
東京ディズニーリゾートと同じで一日では遊びきれない。
なのか、宿泊施設が山ほどある。
ホテルもいいが、ここは善光寺ならではを楽しみたい。仁王門の周りには39もの宿坊があり一度は泊まってみたい。
仏教らしくお寺が宿になっている宿坊スタイル。(昔は本堂にも泊まれたようだ。流石に今は文化財保護、祈り文化を保護するのは難しい)
しかし、まだまだ大丈夫。
宿坊は生きている。
各宿坊ごとに、大日如来から阿弥陀如来や薬師如来、弁財天などキャラクターがあり、ディズニーランドならディズニーホテル、ミッキーやドナルドの部屋みたいな感じ。
宿坊によっては。精進料理など仏教チックのディナーの提供もあり。宿泊者ならではの御朱印もあって特別感あり。
なかなか、遠方から軽く参拝出来ないのが善光寺名物の早朝イベント法要。日の出からの参拝の「お朝事(おあさじ)」。
ディズニーランドでいうとシンデレラ城の前でミッキーのダンスショーみたいな毎日のイベント。
国宝本堂で、365日毎朝、僧侶による読経に念仏ショーいや法要がある。
そのショーが開かれる本堂まで住職がパレードもしてくれる。頭を下げて黙って待っていると、住職が数珠で頭を触れてくれます。
名付けて「お数珠頂戴」。
超〜御利益ありそう。
本堂でお朝事法要は、朝早すぎて宿坊にでも泊まらないと参加しにくい。宿坊によってはお朝事法要のガイドしてくれるようだ。
本来ならわたしも泊まりたいが、日程から今回は断念せざる得なく、次回は宿坊に泊まってお朝事には是非参加してみたい。
仁王門を抜けると、仲見世通りの店の賑わいの先には、更にデカイ寺門が待ち構える。
おお〜。
格式高き二重門に善光寺の山門が見えた。
これぞ善光寺の風格。
庶民も救う。
一大テーマパークの本番はこらからだ。
つづく