人混みの中で、雷門での記念撮影も済まし、
浅草寺へ潜入。
雷門の巨大提灯の下、落ちてきたら潰されちゃうとビビりながら、
丸い淵を見上げると、
そこには、龍の彫刻が現れる。
13番札所
金龍山
山号が金龍山
浅草寺に、龍が現れる伝承縁起。
その昔、観音様が現れになった時、一夜にして辺りに千株ほどの松が生えたという。
3日ほどして、天から金の鱗を持った龍が松林に舞い降りたと伝えられている。
巨大提灯の下に潜り込み、見上げると金の龍が舞い降りて来たのかと思える彫刻が施されている。オシャレ。
龍の門です。
さらに人混みは続き、先が見えないが、
仲見世通りの統一された店の看板が続き、小さな赤い提灯が連なる。
この統一感がいいんだな。
電柱も地下に埋められスッキリ美しい。
伊勢神宮の門前のおかげ横丁の成功も、石畳に電柱地下化、車から歩ける通りになってから復活。
これ重要じゃね。
日本で最初の商店街。
外国人が喜ぶ、カタカナ、漢字で書かれたTシャツに、派手もの着物にぞうり、
おもちゃの刀に、ハッピ。
みんな絵になる。
せんべい、きな粉餅、揚げまんじゅう、芋羊羹、人形焼き。
仲見世通りには、人を集める全てが揃っている。
THE、これぞ観光。
光り輝くものを観に行く。
ワイワイガヤガヤ感がとってもいい。
遊園地もガラガラではちょっと寂しくてつまらない。
しかし、仲見世通りは、夜のガラガラでもいい雰囲気が漂う。
雷門からライトアップされていて、浮き出たように光輝く。
仲見世通りも、人で見えなかった石畳が現れ、ライトに照らされる。静かになった店がシャッター通になるのだが、左右の店のシャッターには浅草絵巻が描かれていて伝統の中を歩ける。
先には、雷門よりさらに大きな宝蔵門が姿を現す。
門の中央には小舟町と大きな提灯がライトアップして浮き出ている。
巨大提灯の左右にも大きなわらじもライトアップされ、寺の広がり感、一気に夜景といった雰囲気になる。
この一連の雷門、仲見世通り、宝蔵門と昼の雑踏と夜の静かな灯りとの対比がいい。
宝蔵門と言われるだけあり、寺の宝物が保存されている。
法華経10巻 金箔が施された超豪華版。
国宝を所蔵。
流石、重要経典をまもっている観音霊場。
宝蔵門からライトアップされた五重塔がみえ、
宝蔵門からライトアップされた東京スカイツリーも見える。
新旧タワーが対比も美しい。
にっぽんならではの景観が光り輝く。
全国探しても夜の11時まで、ライトアップされる三十三観音霊場はここしかない。
他なら山奥で真っ暗、拝観時間も終わっており怖い。恐怖だよ。
最後に本堂(観音堂)が待ち受ける。
アメリカに空襲を受けなければ、五重塔も本堂も国宝だったのに。
戦争に負けて本当に悔しい。
ご本尊は、地下に隠されて無事だったものの伽藍は失われた。
この国は、この寺は、何があっても立ち直る。
再建に再建にと何度も蘇り光り輝く。
観音様の功徳が続く限り。
日中、線香のモクモクに、人のモクモクと巨大賽銭箱にと巨大屋根の下、喧噪の楽しさの中、手を合わせられることに感謝。
ライトアップされると神秘的になり、秘仏見えない観音様から光り輝いているかのように感じる。
効徳は、浅草の街を見渡せは、活気を見れば効き目抜群とわかるでしょう。
分野問わず救ってくださる。
江戸の庶民を、外国人まで受け入れてくれる観音様はないでしょう。
観音様を、スポーツに例えると、サッカーだな。
最もメジャーなスポーツ。
収容人数も
桁外れ。
テニスや卓球ではない。
5万人や10万人相手だ。
なので、庶民をどこまでも拾って、更に楽しませてくれる。
聖観音菩薩。
観音信仰のど真ん中を歩み続ける。
御朱印は、隣の影向堂に17時までなので、ライトアップされる前に貰わないといけないが、昼間は、何かにつけて、正月、お盆に、毎月18日の観音縁日や、楽しめるイベントがほぼ毎日のように開催されているのでので、いつ行ってもイベントの中でご記帳してもらえるのが浅草寺かな。
毎日が縁日。
2020年は、コロナ渦中でありながら、浅草花やしきにも緊急事態宣言の合間を縫って遊びにもいけた。
観音様のおかげ。
でも、御朱印帳持っていくの忘れてしまってた。でもまた行けそう。
坂東三十三観音霊場の中で、東京はここ浅草のみ。坂東三十三ヶ寺を全部回ってわかったが、東京はやっぱ特殊だわ。
ウルトラ大都会。
浅草寺は凄いわ。
浅草寺からの帰りには、東武鉄道の特急スペーシアの予約をした。
しかしながら、出発まで中途半端な時間ができたので、その合間に、神谷バーでカフェがわりに電気ブランを頼む。
ヒレカツをアテに以前営業で連れて行かれた時の思い出に耽る。昼間にちょっとだけ飲むと身体に染み渡る。
店のワイワイと相まって楽しさに酔える。
これができるのも東京ならではかな。
まだまだ、したいこともあるが、家族は満足しているので帰宅へ。
次回、日光街道で栃木日光へ。