三十三観音巡礼  非公式サイト(煩悩充実日記)

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【0039 観】都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)とかわけ投げ

唐門(国宝)から観音堂重要文化財)へ、船廊下(重要文化財)を渡って、つくぶすま、つくぶじま、ちくぶじま、竹生島神社、バンザイバンザイ。竹生島神社(都久夫須麻神社)へと歩む。

都久夫須麻神社の本殿もご立派。

本殿は、ここでも秀吉の伏見城の遺構。

移築している。

桃山時代のアートな造り。

桃山美術の本物。

金の装飾が使われ、特に、堂内の襖絵の草花図、天井には、菊•松•梅•桜•楓等、狩野永徳の息子、狩野光信が描いたと言われる。

そりゃ本殿も国宝だわな。

戦国のアート対決。

長谷川等伯vs狩野永徳と、

ブログで追ってきた双方の息子が、

長谷川久蔵vs狩野光信。

狩野光信の作まで繋がる。

信長の安土城、秀吉の伏見城、絢爛豪華な絵画絵師受注戦争。

もっと、残っていたらいいのだが、なかなか作品は残っていない。

残ってると貴重品。

国宝級。

 

ここ竹生島は、戦国の桃山美術が色濃く残っている。

神社仏教は、日本美術も伝える。

弁財天さまは、芸術の神でもあり相応しい。

御祭神は、

市杵島 比売 命

イチキシマ ヒメ ミコト

福岡の宗像大社の三女神のひとり。

福岡在住の頃は、何かあれば、七五三や初詣はいつも宗像大社でと、大好きな場所。

玄界灘の、沖ノ島から守る。

海の女神。

水にまつわる。

商売繁盛、芸能、金運、勝負、豊漁、交通安全、五穀豊穣。

弁財天と重ねられる。

 

境内もここまでくると、近江の海が広がる。

景色が水辺になる。

淡海。あはうみ、あふみ、おうみ。

琵琶湖と呼ばれるようになったのは、室町から江戸時代からのようで比較的新しい呼び名。

竹生島にまつられている弁財天の楽器の琵琶に湖の形が似ているから琵琶湖へと。

水辺といえば、もう一つ。

大事な神。

琵琶湖の水神。

龍神さま。

同じく祀られていて、竹生島龍神拝所がまっている。琵琶湖一面が見え、足元の先には湖面に突き出た鳥居が建つ。

 

竹生島アトラクション。

かわらけ投げ。

小さな土器のお皿。

二枚で一人分となっており300円。

1枚目に名前を書いて、2枚目には願い事を書く。

家族でそれぞれ書き、鳥居に向かう。

かわらかけを投げて、鳥居をくぐれば願い事が成就すると言われている。

長女が暑さが和らぎますようにと、願い事を投げるも届かず。

その後も、みんな願い事が成就せず。

ここは私が挽回するか。

琵琶湖に向かって投げるも足元に落ちる。

あぁ〜。

もう一枚、いけ〜。

成就せず。

 

水の神には届かず。

神頼みはひとまず置いて頑張って帰るか。

 

出航時間が中途半端だな。

ちょっと待たなきゃいけない。

カキ氷食べたいの圧力。

お店に入る。

長女が暑さが和らぎますようにと、かわらかけに書いた願い事が、

届いてないにも関わらずカキ氷のご褒美。

暑さ和らぎました。

 

きっと観音様がカキ氷を差し伸べてくれたのでしょう。

今日も南無観世音菩薩。

あぁ観音様、今日もありがとうございます。

さぁ帰ろう。

 

観音巡礼はつづく。次回東京へ。