三十三観音巡礼  非公式サイト(煩悩充実日記)

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【0021観】那古寺の住職と結願之証

駐車場から案内板を見ながら、軽く坂を登ると、立派な仁王門が見えてくる。

参道から仁王門の先を見ると、観音堂が覗いて見える。

門を潜り、参道を進むと立派な多宝塔もあるが、前回来た時の記憶は思い出せない。

境内は広くないもののコンパクトに伽藍が配置さられギュッと凝縮した寺院だ。

 

観音堂に突き当たり、左から回り込むと館山の海が見渡させる。海岸線に家々の屋根が並び、霞んだ空気の中に海が見える。

観音堂をお参りすることも忘れて日本の風景に見とれる。

穏やかな漁港のような景色。

子供の頃の夏休みの景色と被る。

観音堂に手を合わせるのに、お堂の数段階段を登り、振り返ると更に海が見渡せる。

やっばり、館山はいいね。

山に海。

観音様ありがとうと手を合わせる。

呼んで頂き感謝。

 

那古寺山号が、補陀落(ふだらく)。

観音様のお住まいはインド南方の海洋にある浄土。

那古寺が房総の南端にあり、この館山の海を見渡せる景色は浄土、天国に見立てる気持ちはわかるような気がする。

 

さあ、納経所に行こう。

 

先客がいており、住職から結願之証を貰っているところだった。

しばらく横で待って、終わったところで納経帳を差し出す。丹念に全部の御朱印のが揃っているのを確かめられ、以前頂いた那古寺御朱印ページの左上に、可愛いスタンプで結願と押されて日付を入れてもらえた。

嬉しい。

住職から、必要であらば無理には言わないがとの感じで結願之証を勿論要りますか?

要ります要ります。

値段は気持ち代。好きなだけ払ってくださいシステム。

一億円のお布施しようかと悩ますが…。

む〜。

やはり人となりの相応で。

宜しくお願いしますと、家族全員分の名前を住職に伝える。

住職が結願証に筆をはしれせながら、どちらから来られた?など何気ない会話の時間が流れる。

その時に、町内のお昼のチャイムが鳴る。

住職から、土日の夕方5時には町内のチャイムがXジャパンのYOSHIKIの歌になるんですよとのこと。

へ〜。

房総とYOSHIKI

そこで、住職から寄り道案内。那古寺の下の道をまっすぐ行くと「ひふみ」という蜂蜜屋さんを紹介される。YOSHIKIの練習していた部屋が解体されるときいたひふみのお姉さんが、そのYOSHIKIの部屋を自分の実家に移築したそうな。カフェも併設してるにで行ってみたら?

館山はやつぱりいいね。

 

住職の筆が止まって、改めて卒業証書の授与式のように読み上げてもらえた。

この時だけかも、この瞬間があるだけであったとしても、人生のやすらぎタイムと感じるのは有難い時間だ。

特別に観音様に見守ってもらえてるようなとても嬉しい気分になる。

巡拝畢と真ん中に大きく書かれた証明書を授与される。

家族ごと平和な気持ちにさせてくれる。

日常の数字との格闘営業も忘れる。

住職に入ってもらって記念写真をパシャり。

SNSやインスタに乗せてもらってもいいよと気さくな住職。

ご慈悲を受けた感じだ。

結願した時はピンとこなかったが、那古寺では表彰式のようで感じで感慨深い。

自然とありがとうございますと気持ちにさせる。

 

先程、町内のチャイムが鳴っている

もう12:00だ。

住職に教えて貰ったYOSHIKIゆかりのカフェにでも行こか。

ひふみに向かう。

車では10分もかからない。

蜂蜜屋さんだ。

YOSHIKIの部屋の見学は予約が必要。

ランチプレートを頼みしばし休憩。

 

アイスにも蜂蜜をかけてパクリ。

冷たく甘いゆっくりした南の補陀落となる。

館山をごちそうさまでした。