結願(けちがん)
三十三ヶ所お参りすること。
コンプリート。
しかし、坂東三十三観音は結願してもまだ続く。まだコンプリートしない。
御礼がある。
御礼参り。
ありがたく全行程を回らせて頂いたら御礼。
どこまでもイベントが用意されている。
御礼参りとは、坂東の関東から離れ、信州に長野県善光寺まで参り感謝するのがルール。
善光寺か〜。
ちょっと遠いな。
信州長野か〜、行くとなれば車で3時間以上はかかるかな。
お世話になっている観音様に御礼は勿論したいのだが…。
なかなか覚悟が出来ない。
ところが、
不思議と観音様の導きか、
お盆の時期に、私の家族の墓参りに石川県能登半島に数年ぶりに行くことになる。
姉から連絡が入り、お盆でも旅館を予約できたとのこと。母親を連れて行くので現地合流で墓参りしようとなる。義理の兄さんが連れてきてくれるとのこと。
タイミングが素晴らしい。
結願後、御礼参りを思案して覚悟仕切れないところでの連絡がくるところがニクイ。
観音さまの力をなんとなく感じる。
不思議なもので、栃木県からだと石川県に向かうと全行程の丁度中間地点が善光寺。
上信越道の高速道路を、一旦降りれば通り道といえば通り道。
休憩地点にすればいい。
益々、観音様のおかげ?
御礼参りが現実化に向かう。
坂東三十三観音のガイドブックを読んでると、善光寺だけでなく、もう一箇所お参りしなければならないお寺があり?善光寺だけだと片まいりとなるとの案内文。
片参りといわれては、なにかやな感じ。
善光寺以外に、もう一カ所寄り道しなければならないお寺がある。
ニコイチで完璧な御礼参り。
どこなんだろうか?
Google地図で検索してみると、善光寺から南へ車で1時間ちょいの距離。
ありましたありました北向観音。
以前に、善光寺には参拝したこともあるが北向観音は知らなかった。そんなことどこにも書いていない。
坂東三十三観音の結願のおかげですね。
知ることとなる。
名前の通り、観音様が北を向いている。
北を向いている先には、善光寺があり善光寺の阿弥陀如来が南を向いている。
お互い向き合っている。
観音様と阿弥陀如来様は仲が良い。
では、この北向観音様からお参りして、メインイベント善光寺に行き、墓参りへの合流する石川県を目指すルートとする。
天台宗別格本山。
別所温泉。
次回、このキーワードから北向観音様に向かう。
御礼参りだ。