三十三観音巡礼  非公式サイト(煩悩充実日記)

充笹の営業、経営、教育、健康、恋愛、愛情、旅、グルメ、神社、朱印帳、温泉、いいこと一杯!観音様の慈悲へ感謝の実記録

【0020観】千葉房総 館山の那古寺と結願

坂東三十三観音霊場の最終番号三十三番札所

 

結願寺(けちがんじ)

 

補陀洛山 那古寺

 

最期に回ると、他のお寺ではもらえない結願しましたと証明書を授与される特別な有難いサービスがあります。

 

以前、平成22年6月11日那古寺にはお参りして御朱印をいただいた際に、坂東三十三観音を全部を巡りきった訳でなくただ館山が好きで、ついでに札所も回る感じで訪問する。

納経所で、「全部巡っていませんね」

と、御朱帳を返される。

元々、全部を巡れるとはおもってもいなかったので、不思議な返されかたに変な感じがして、

全部を巡ったら何かあるのですか?

と、尋ねると、「ここはね最期にお詣りするところなのよ・・・うんぬんかんぬんあってまた来てね。」と言われる。

えー。

板東三十三ヶ所では、那古寺は通常は最期に訪れるのか。

また来ますとは思ったものの・・・全部は転勤もありいつになるのやらと忘れていた。

 

平成30年5月19日に、縁あって埼玉県の12番札所の慈恩寺で結願することができた。

あれから振り返ると8年経ってる。

気の長いスタンプラリー。

スタンプラリーではもう捨ててるだろう。

やはり巡礼なのだ。

これだけの観音様に会えたのかとも思うと有難い。

平成21年1月11日に東京の第13番札所の浅草寺から約10年位かかっているので結願は夢のまた夢の実現です。

 

結願した慈恩寺から約1年後に、そうだ館山に行こうか。

閃く。

那古寺に呼ばれている感じがする。

観音様に呼ばれている。

 

実は、館山が好きな理由の一つに宿泊施設の休暇村がある。昔のイメージの国の施設でサービスも期待せず海水浴と磯遊びに便利かと思って泊まってみたのが最初。

予想外なことで、館山の静かな砂浜のすぐ側にあり、側というより砂浜に休暇村があるぐらい近い。

泊まってみると静かな湾の波音が部屋にササッと入ってくる。

部屋に波音が、それも心地よい音で。

ザザー、ササー。

砂浜の心地いい静かな波音が聞こえる贅沢は最高。

どれだけお金出しても、高級旅館でもこの音は聞くことはできない。

ザザー、ササー。

料理もビュッフェ形式でも特別にメイン料理も追加できるし美味しいと思う。

景色も、鋸山から三浦半島、富士山まで食事しながら海越しに見える。

もう観音様ありがとうございます。

ザザー、ササー。

海にも、扉開けたら海岸で足場で洗えてすぐにシャワーにとあり、海に入らなくてもビーチコーミングで貝殻拾いながらお散歩は最高。

温泉はそこそこだがもう十分、朝にスタッフが子供にもビーチコーミングもイベントでもあり。夜は星

空観察まで充実。

やっぱり此処は部屋から聴く波音がいい。

 

ザザー、ササー。

 

静かな神々しさが好き。館山いい。

 

改めて、那古寺の観音様に呼ばれている。

館山の休暇村を土曜日で空いてるか検索すると、あ、この日だけ△で空いてた。

全部×なのに、1日だけ空いてる。

たった、一部屋ある。

日頃なにかと守って頂いて、呼ばれて行かないわけにはゆかない。

いくか!

ちょっと遠いが行くか!

気合いだ。

 

那古寺に向かう。

相変わらず京葉道は渋滞。千葉県観光のほんとボルトネックだな。

その後は、スイスイ。

館山自動車道も広くなってる。

以前の景色を薄っすら思い出す。

高速降りて、那古寺の看板が見え矢印通りに進む。

那古寺の駐車場に停めると、子供がグズグズして降りなかったことを思い出した。

ここだここ。

那古寺本坊があり、蘇鉄のでかい木があるんだ南房総の南国感がたっぷり。

さあ、結願で久しぶりにお詣りだ。

こんどは、当時生まれていなかった長距離ドライブで次女がグズグズ降りてこない。

変わらぬ景色を見ながら、

行くか観音堂へ。