極楽浄土 平等院鳳凰堂
娘も小学生高学年にもなると、紫式部や清少納言などなど、歴史上の人物を話すようにもなり、賢くなったもんだ。私では古文や和歌も教える教養もなく、教えられることがどんどん減ってきて寂しくなってきたなと思う。
ただ、本物を見せることはできるので、藤原氏の栄華全盛をテーマにちょっと社会見学を実家に帰るついでに宇治にハンドルを切る。
20年位前に見た平等院鳳凰堂は、正直・・・経年劣化?極楽浄土が剥がれ落ち、これが10円玉の鳳凰堂か?
ちょっとがっかりした気分でした。
久しぶりに、車で宇治に到着。
平等院へ正門から入場料を払うと鳳凰堂の右側が見えてきます。ぐるりと池をまわり正面を見ると、見違えるほど美しくなっているではありませんか。
美しい。
さすが、藤原氏の栄華。極楽浄土。
池に映える鳳凰堂。
藤原道長から頼通へ。
藤原氏の一番、権力をブイブイ振り回していた時に建てられてたのは分かります。
贅沢とはこのこと。
そんじゃそこらの金持ちでは無くて、天皇家に繫がる権力者でもあるからウルトラ身分に大金持ち。
やりたい放題だったんだろうな〜。
この景色が自分のものだけにするんだから。
仏さまの世界の中でも、阿弥陀如来さんの世界が一番華やかだといわれる浄土の世界。
ええよなー。
鳳凰堂の内部拝観は、追加で300円払い整理券を貰う。
撮影禁止
壁にももたれないでと注意もされ。
ありがたく内部に拝観。
阿弥陀如来座像。(国宝)
凄い天蓋。(国宝)
雲に乗った菩薩さんたちが取り囲む。(国宝)
これぞゴージャス。
拝観案内の姉さんが、「ここの中には偉い人しか入れなかったのよ」とガイドを受ける。
この極楽浄土は、貧乏人には遠い世界だったんだろうな〜。感慨にふける。
今は良い時代だ。
拝観料600円+300円=900円で何の権威も無い私が平安の極楽浄土が拝めました。
昭和から平成の日本人でよかった。
退屈そうな娘と我がファミリーで平安の国風文化を味わう。
文学を愛した平安貴族の教養は私には教えられないので、娘にはココを見せるだけしかできない。あとは自分で気づくかどうか。源氏物語の世界。
阿弥陀様を拝む。
でも、極楽浄土のデザインは誰が考えたのか美しいね。
この美しい庭園。
ぐるりと回り、記念撮影。どこをとっても絵になる。
西国三十三ヶ所ではないが、御朱印帳にご記帳してもらう。
御朱印流行ってるね。
一昔前では考えられない。
御朱印の受付も立派な建物を建てて順番待ち。
おお〜阿弥陀様の文字が輝く。
あらいがたやありがたや。
次回、観音さまと阿弥陀様。